製作年 | 2010 |
---|---|
製作国 | 中国 |
公開日 | |
上映時間 | 114 |
『ワン・セカンド 永遠の24フレーム』(2020)の名匠チャン・イーモウが2010年に発表した、文化大革命下の悲恋実話を描いたラブストーリー。原作は中国で3000万部突破のベストセラーとなったエイ・ミーの同名小説。『ソウルメイト/七月と安生』(2016)、『少年の君』(2020)など、今や中国語圏のトップ女優の1人となったチョウ・ドンユィの映画デビュー作。オーディションで選ばれたドンユィは、本作で“13億人の妹”と呼ばれる人気を獲得、第56回バリャドリッド国際映画祭(スペイン)最優秀主演女優賞、2011年上海映画批評家賞最優秀新人賞などを受賞した。文化大革命下、1970年代初頭の中国。町の高校に通っていた女子高生のジンチュウは、毛沢東主導の国策で農村学習に派遣され、住み込み先の家で地質調査隊の明るく誠実な青年スンと出会う。2人は次第に惹かれ合い、ひそかに愛を育んでいく。しかし、父親が反乱分子と見なされ矯正施設に入れられ、病弱な母親は迫害を受けているジンチュウにとって、それは許されない恋愛だった。やがて2人は引き離されるが、お互いを想いつづけていた。そんな中、ジンチュウのもとに、スンが白血病で入院したという知らせが入る…。