製作年 | 2010 |
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製作国 | 中国 |
公開日 | |
上映時間 | 98 |
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地大乱』、『エクスペンダブルズ』(2010)など、アクション・スターとして世界的に活躍するジェット・リーがアクションを封印して息子の幸せを願う父親役に挑んだ感動作。後に『西遊記~はじまりのはじまり~』(2013)に主演するウェン・ジャンが息子役を熱演、『藍色夏恋』(2002)、『鵞鳥湖の夜』(2019)のグイ・ルンメイもフレッシュな魅力を発揮する。監督は『北京ヴァイオリン』(2002)の脚本を手掛けたシュエ・シャオルー。撮影をクリストファー・ドイル、音楽を久石譲が担当している。第13回上海国際映画祭で最優秀作品賞、主演男優賞(ウェン・ジャン)、新人監督賞を受賞した。水族館に長年勤めるワンは、妻に先立たれてから自閉症の息子ターフーを男手ひとつで育ててきた。ワンは自らがガンで余命がわずかなことを知り、21歳になるターフーの将来を案じ、一度は海で心中を試みるが、泳ぐことが何よりも好きなターフーは悠々と浮かび上がる。ワンは自分がいなくなってもターフーが幸せに生きていけるよう、生きていく術をひとつひとつターフーに教えながら、彼を預かってくれる施設を探すがなかなか見つからなかった。ワンの向かいに住む女性チャイは、留守中にワンの主治医が訪ねてきたことで、親子が置かれている状況を知り、彼らの力になろうとする…。