製作年 | 2011 |
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製作国 | ノルウェー |
公開日 | |
上映時間 | 95 |
ノルウェーの鬼才ヨアキム・トリアー監督が2011年に発表した長編第2作。ルイ・マルの『鬼火』(1963) の原作でもある「ゆらめく炎」を現代のオスロを舞台に大胆に翻案、ドラッグに溺れた青春の痛みと絶望をナイーブに描く。第64回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門でプレミア上映され、ノルウェー国際映画祭のアマンダ賞最優秀監督賞など各国映画祭で数多くの賞を受賞した。ヨアキム・トリアーの鮮烈な長編監督デビュー作『リプライズ』(2005)と本作、そして『わたしは最悪。』(2021)の3作は「オスロ三部作」と呼ばれ、全作アンデルシュ・ダニエルセン・リーが主演している。 郊外の施設で麻薬中毒の治療プログラムを続けるアンデシュは自殺願望にとりつかれていた。リハビリも終わりに近づき、外泊許可を得た彼は故郷のオスロへ向かい、友人たちと久々に再会する。だが、会話は弾まず、就職面接を受けるが、それもうまく行かない。やがて、あるパーティに足を運んだ彼は、場に溶け込めず、長い間止めていた酒を口にし、さらにドラッグにまで手を出してしまう…。