製作年 | 2010 |
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製作国 | ギリシャ |
公開日 | |
上映時間 | 97 |
『アルプス』(2011)、『ロブスター』(2015)、『女王陛下のお気に入り』(2018)の鬼才ヨルゴス・ランティモスが製作・出演した"ギリシャの奇妙な波"と呼ばれるムーブメントを代表する1本。監督は第59回ロンドン映画祭最優秀作品賞を受賞した『ストロングマン』(2015)のアティナ・ラヒル・ツァンガリ。第67回 ヴェネチア国際映画祭でプレミア上映され、本作で長編映画デビューしたアリアン・ラベドが最優秀女優賞を受賞するなど高く評価され、第22回テッサロキニ国際映画祭で審査員特別賞を受賞した。ラべドとランティモスはこの作品で出会い結婚した。 23歳のマリーナは、海岸沿いの工場の町で建築家の父と暮らしている。父が設計した工場の中で育った彼女は、人間嫌いで、デヴィッド・アッテンボローの動物ドキュメンタリーばかり見ていた。男性経験の無いマリーナは、経験豊富な親友ベラとキスの練習やセックスに関する相談を重ねていたが、ある日、レストランでテーブル・フットボールの勝負を挑んできた若いエンジニア相手に実践を試みる。一方、マリーナの父は病に侵されていて、余命が少ないことを感じていた。そんな父のためにマリーナは、ベラにある頼み事をする…。